これってこう作られてるんだ。って勉強になる動画

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服飾学校では基本的にテキスタイルを使った縫製を取り扱う。

衣料品はもちろん、帽子やカバンなどを作ってみるが

テキスタイルを縫うことが中心である。

つまりテキスタイル以外の生地を用いた製品は

独学で勉強しなければならないということ。

そういったものの作り方を学ぶ機会は

かつて少なかったが

今ではSNSから学ぶことが容易になり

興味さえあれば、習得は可能であろう。

今回はそんな学習の機会のきっかけになる動画を紹介していく。

ウールハット

ウールのハットってこうやって作られてたんだ。。

蒸気で生地を柔らかくして

木型と紐で形づける。

形づけた上でもう一度アイロンが消してをかけてクセづける。

帽子屋さんでよくみる商品も

同じ原理で作られてるって考えたら

個別生産で面白いものはいくらでも作れるんじゃないかって思いますよね。

1枚革でローファー

革は伸びるし、生地自体を立体に形づけることができる。

テキスタイルよりも荒々し扱いをすることもあるが

天然皮革の丈夫さをフル活用された製法が多い。

硬く、分厚い生地を縫うのに特殊なミシンで縫製を行うこともあれば、

手縫いでしかできない製法もある。

分厚さゆえ、生地の断面に針を通したり、一部分だけ薄くすることもある。

革を伸ばし固定して、形づけて、縫い合わせて

コルク塗って、接着剤で仮止めして、釘を打って

と服作りでは存在しない過程が多く存在する。

このヒラメキ欲しいものである。

レザーの製本

本をハードカバー化して、さらにレザーで装飾をする。

ハリーポッターの獣の本はこうやって作るんだな、って感じる動画。

上製本と言われる、手間のかかる手法がある。

各ページがずれてしまわないよう、万力で挟みながら

型紙とさまざまな生地を貼り合わせては、糸で形作ったり

生地に合わせた印字を行う。

トランクケース

トランクケースだってDIY可能である。

撮影のプロップとしてしか見たことないようなものも

作れるって考えたらワクワクしてしまう。

レザーバッグ

あ、こんなことまでできちゃうんだ。って思っちゃうよね。

このHAHNS ATELIERさんのチャンネルは

見ててワクワクして仕方がない。

もちろん機材ありきかもしれないけど

機材ならアトリエに揃ってる。

つまりみなさんの好奇心と行動力があれば

どんなものでも作れるはず。

作りたいと思わない限り、

材料や作る方法を探ることはないでしょう。

ソファ

ソファだって作れなくもない。

木でフレームを作って

スプリングやクッション材を入れて、

それを被せるように布を貼っていく。

立体的なので平面的に縫うだけは終わらず、

生地を引っ張ってタッカー(ホチキスの大きいやつ)で木枠に打ち込むなんて方法もあります。

結局服が一番難しいかも。

いろんなモノの作り方を見てまいりましたが

アパレルが一番難しいかもしれない。

生地の断面を見せないように折り込んで処理をしたり

体に沿うように線をデザインしたり、

そのデザインされた線の組み合わせを縫い合わせるて

副資材をつけては隠してと

選択肢が最も多いのが服飾の範囲なのかもしれない。

しかし、服を作ることだけにこの知識を活かすのではなく、

技術や技法を他の分野に活かして

より美しいものを作ろうと思う姿勢は

どこでも通用するでしょう。

フランスにいる家具デザイナーの友人が言ってました。

デザインとその体現方法を知れば

どんなものだって作れる。

服も家具も名刺も、この世のデザインが求められるもの全てが自分の商品になりうる。

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